日本臨床矯正歯科医会 例会|医院ブログ|さいたま市・川口市でマルチブラケット装置を用いた矯正治療をお探しなら「のぶしま矯正歯科」

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日本臨床矯正歯科医会 例会

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こんにちは、歯科衛生士の常吉です。
のぶしまで働き始めてから毎年の恒例行事となりつつある日本矯正歯科医会例会参加、毎
年全国いろんな都市で開催されるこの例会ですが、今年は大阪に行って参りました。
毎回この例会のスタッフセミナーは興味深い内容の事が多く、個人的にとても楽しみにしております。

今回は、歯科医師でありながら弁護士でもある先生の「歯科医院に関わる法律の話」、会
社を経営されている歯科衛生士さんの「歯科医院のスタッフ同士の関わり方についての話
」、下野 正基先生(東京歯科大学名誉教授)の「矯正に関わる歯肉の話」の3つの講演を聞くことができました。

どの講演もとても勉強になったのですが、最後の下野先生のお話しは歯の移動と炎症の関係性や、炎症が治癒するまでのメカニズムなど、今の仕事に生かせるお話しが多く、特に勉強になりました。

そのお話しの中で「皮膚は一か月で新しい細胞に置き換わる。歯肉はそれが半月で置き換わり、歯と歯ぐきの境目の組織は3日前後で新しい細胞に置き換わる」というものがありました。たとえ歯肉炎が起きたとしても歯ぐきの再生は早いから悲観することはありませんよ!というお話しです。人間の体ってうまくできているものですね。

「歯ぐきが腫れる」というのは一般的に割とよくある話として重要視されていないことが
多いですが、歯と歯ぐきの境目はいわば「表面と内面の境目」であり、外から(口から)
入った毒素が、歯と歯ぐきがくっついている部分からダイレクトに体内(歯ぐきの中)に
取り込まれたことによる炎症反応だと考えると、よく考えたら怖い病気だなと思いました


今では、妊娠時の歯肉炎が早産や低体重児出産のリスクを増加させることや、歯周病に
なると心臓病や呼吸器疾患、糖尿病などになりやすいこともわかってきています。

ですが、まだまだ一般的な知識としては浸透していないように思えます。ハミガキが上手にできると全身の健康にも効果があることなども、分かりやすくお伝えすることで、少しでものぶしまの皆さんの歯の健康のお手伝いができるように頑張っていきたいと思っています。

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